お勉強熱心な皆様、こんにちは。お勉強の箸休めにどうぞ(^^)今回は「3大ヴァイオリン」です(^^)
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そもそも、なぜ雑学が重要なのか?↓(シリーズを一貫してのメッセージです。すでに読んだ方はすぐ下の本編へどうぞ)
マーケティングやロジカルシンキングを身につけ、ついつい嬉しくて、賢くなった気になりがちですが、一人前にお仕事ができるようになってくると、そう、やってくるんですよ。文化人・知識人たちとの出会いが!彼らの前で、最新のマーケティング理論ばかりを披露しても、「へぇー、そうなんですね。」と話が終わってしまうのは、もったいない!
せっかくの出会いを大切にしたい!それなら、そもそもの学びの本質・原点とも言える、文化芸術に興味を持ち始めてみてはいかがでしょうか。文化人・知識人と呼ばれる方々は、文化芸術に明るい方が多く、会話には知性と教養が溢れています。会話についていくために、最低限でもいいので、知識があれば、会話に花も咲きます。そうすれば、新たな境地を開拓できるかもしれませんし、そもそも文化芸術は心の栄養剤。人が人であるための原点かもしれませんね。文化芸術は人間が人間らしくあるための、基本のキとも呼べるのです。仕事ができる以前に人間同士、親しく友好的な関係を作ることのできる潤滑剤となってくれることでしょう。
世界の三大ヴァイオリン ストラディヴァリウス「4億円の音色」の秘密は
北イタリアのクレモナはヴァイオリンの名器を生む町として知られている。まず16世紀、アンドレア・アマテイを始祖とする、アマティ一族が活躍。その3代目の二コラ・アマティの弟子の中から頭角を現したのが、名器ストラディヴァリウスを生んだアントニオ・ストラディヴァリ、そして同じく名器・グアルネリで知られるグアルネリ一族のアンドレア・グアルネリだ。
2006年、ニューヨークの競売会社クリスティーズでオークションにかけられたヴァイオリンが、楽器として過去最高の約4億円で落札された。ニューヨーク在住のヴァイオリニスト竹澤恭子さんが使用していた、1707年に作られた名器「ストラディヴァリウス」だ。その豊かな音量と華麗な音色の秘密にはいまだ謎の部分が多い。最高級の木材を用いて最高の技術で作られたのはもちろんだが、木材の経年変化や、最高級品であるがゆえの最高のメンテナンスもポイントとされている。
[世界の「三大」なんでも辞典 (王様文庫/三笠書房)] より引用
世界三大ヴァイオリン
◆アマティ
ニコロ・アマティ(Nicolo Amati、1596年12月3日 – 1684年4月12日)は、17世紀イタリアのヴァイオリン製作者である。祖父はクレモナの弦楽器製作の始祖的役割を果たしたアンドレア・アマティ、父はジローラモ・アマティである。
家系
アマティ家はヴァイオリン製作を家業とする以前は、地方の豪族であった。アンドレア・アマティが、ヴァイオリン型弦楽器を設計したレオナルド・ダ・ヴィンチに近い木工細工職人から技術を習得した、と言われる。アマティ一族の中で著名な弦楽器製作家として、ニコロの息子のクレモナのジローラモ・ヒエロニムス・アマティや、ボローニャの牧師ドン・ニコロ・アマティらがいる。
ニコロ・アマティのヴァイオリン
ニコロはヴァイオリン製作を行ったアマティ一族の中でも最も優秀な作家とされる。彼の楽器は、状態よく保存されていた19世紀までは、アントニオ・ストラディバリやジュゼッペ・デル・ジェスの楽器と並んで、演奏家や収集家に愛されていた。もともとボディ長350mmほどの小さめの楽器を製作したが、後年、353mm程度とそれまでより若干大きい楽器も製作しており、これは”Grand Amati”として特に希少でかつ評価が高い。
◆ストラディヴァリウス
ストラディバリウス(英:Stradivarius)は、イタリアのストラディバリ父子3人(父アントニオ、子フランチェスコ、オモボノ)が製作した弦楽器のこと。特にアントニオ・ストラディバリが17世紀~18世紀にかけて製作した弦楽器が有名である。なお、通常「ストラディバリウス」といった場合は楽器を、「ストラディバリ」といった場合は楽器製作者を指す。 ストラディバリの製作した弦楽器には、18世紀の法令に基づきラテン語にてAntonius Stradivarius Cremonenſis(アントニウス・ストラディヴァリウス・クレモネンシス)というラベル(クレモナのアントニオ・ストラディバリ作、の意)が貼られている。ここから、彼(ら)の手による弦楽器は「ストラディバリウス」あるいは省略して「ストラド」と呼ばれる。
ストラディバリウスのラベル
ストラディバリ父子はヴァイオリンやヴィオラやチェロ、マンドリン、ギターなど約1100-1300挺の楽器を製作したとされ、約600挺が現存する。
楽器
アメリカ合衆国サウスダコタ州バーミリオンのサウスダコタ大学キャンパス内にある国立音楽博物館で保存・展示されている、ストラディバリウスのヴァイオリン、ギター、マンドリン、弓、およびケース
現存するストラディバリウスは、ヴァイオリンが圧倒的に多く、ついでチェロ、ヴィオラの順である。マンドリン、ギター、ハープは極めて少数が残されているのみである。
ヴァイオリン
約520挺現存 ストラディバリの時代のヴァイオリンはバロック・ヴァイオリンと呼ばれるものであり、主に室内楽に用いられた。市民革命後、王侯貴族の宮廷で演奏される室内楽から、都市市民の劇場における演奏会へと演奏形態が変化した。19世紀になって楽器製作の中心はパリに移り、より大きな華やかな音が出るヴァイオリンが求められた。フランスの楽器製作者ジャン=バティスト・ヴィヨームやニコラ・リュポーらはバイオリンの、ネックの傾斜や指板の長さ・傾きとコマの高さ等を変更した新しいスタイルを確立した。既存のガット弦やバロック弓の使用を前提としていた楽器についても、改造が施された。ストラディバリウスもオリジナルから、バスパーやネックなどが改造されて使用されている。
◆グアルネリ
グァルネリ(Guarneri)またはガルネリは、イタリア、クレモナ出身の弦楽器製作者一族、または、彼らが制作した弦楽器(ヴァイオリンを主とし、チェロやヴィオラを含む)の呼称。
後述の通り、単にグァルネリといえば、バルトロメオ・ジュゼッペ・“デル・ジェズ”・アントーニオ・グァルネリの制作した弦楽器を指すことが多い。
グァルネリ一族中でも最も名声の高い、バルトロメオ・ジュゼッペ・アントーニオ・グァルネリの製作するヴァイオリンは、胴の中に貼るラベルの意匠に、イエス・キリストを表すIHSの三文字と十字架を組み合わせた「ベルナルディーノの徴」と呼ばれる当時流行のロゴマークを採用したため、俗に「グァルネリ・デル・ジェズ(イエスのグァルネリ, Guarneri del Gesù) 」「ラテン語読みでグァルネリウス (Guarnerius) ・デル・ジェズ」もしくは単に「デル・ジェズ」と呼ばれている。
ニコロ・パガニーニが愛用した1742年製デル・ジェズ「イル・カンノーネ(大砲)」。
制作された本数は200挺あるいは300挺程度と伝わるが、同等の評価を受けるストラディバリの作品と比べ絶対数が半分以下と少なく、黄金期とされる晩年15年間の作品はさらに限られるため、取引額はストラディバリ以上になることも珍しくない。
特にヴュータン以来歴代名演奏家の手を経てきた1741年製デル・ジェズ「ヴュータン」は「ヴァイオリンにおけるモナ・リザ」と称され、2012年の取引で約1600万ドル(およそ13億円)の値が付き、1721年製ストラディバリ「レディ・ブラント」を超える史上最も高額で取引された楽器となった。
デル・ジェズの造形は、ヴァイオリンの理想形の一つとされている。そのため、近現代のヴァイオリン職人たちもデル・ジェズの模倣を多数製作している。
(以上、wikipediaより一部引用、抜粋)
私も昔、ある大きな交響楽団に属している知人に、「なんで、良いバイオリンってあんなに高いの?」と質問したところ、「楽器が違うと出てくる音が違う。いい楽器を持っているだけでそれだけでアドバンテージ。いかに名器を獲得できるか(が大事)。」と仰ってました。ちなみにその友人は、バイオリンを買うのにローンを組んだといってたのですが、そのバイオリンの金額を聞いてびっくり!都会の新築のマンション(3LDK)より高くて、びっくりしました。でも、そのバイオリンを見せてもらったところ、不思議な魔力を放っていたように感じました。
また次回お会いしましょう!
ほかにも気になった方は、ぜひ本書、[世界の「三大」なんでも辞典 (王様文庫/三笠書房)]をお手に取ってご覧くださいね♪
Ciao
ゆ
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