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「幸福について」(ショーペンハウアー著)より①

SNSで他人の「幸せそうな」姿ばかりを目にする昨今ですが、そもそも幸せって何なのでしょう?

前回までは、美輪明宏さんの著書「天声美語」より、忙しい現代を生きる私たちにとっての心の潤いとは何かをシェアいたしました。

今回は、時代を遡り、過去の偉人の考察を紹介いたします。

 

「幸福について」(ショーペンハウアー著・光文社)、第一章より引用

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■第一章 基本規定

アリストテレスは人生の財宝を以下の3つに、すなわち外的な財宝、魂の財宝、肉体の財宝に分類した。

さて、3という数字をそのまま受け継いで、現生の人間の運命における差異の基礎をなすものは、次の3つの基本規定に帰着しうると言えるだろう。

1、その人は何者であるか。すなわち最も広義における人品、人柄、個性、人間性である。

したがって、ここには健康、力、美、気質、徳性、知性、そして、それらを磨くことが含まれる。

 

2、その人は何を持っているか。すなわち、あらゆる意味における所有物と財産。

 

3、その人はいかなるイメージ、表象・印象を与えるか。この表現は周知のように、その人は他社の表象・印象において何者なのか、すなわち、そもそも他人の目にどのように映るかという意味である。したがって、実質的には、その人に対する他者の評価であり、名誉と地位と名声に分かれる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(引用ここまで)

 

以上をご覧になって、お気づきにの方も多いと思いますが、二種類に分別するとしたら、

グループA: 1  (自分自身内で完結する、絶対的性質。)

グループB: 2と3(他者との関係性の中で成立する、相対的性質。)

ではないだろうか。

ショーペンハウアーによると、幸福を感じるための本質的な解は、1と考察される。

2について、所有物や財産は、他者が価値を見出しているものであって、必ずしも自分の幸福には直結しない。

(ただし、他者と同じく、自身もそれに価値を見出している場合を除く。)。

3についても同様である。

 

結局、他人が欲しがるもの(富や名声)を追い求めると終わりがないのは、幸福の基準がいつまで経っても他者評価のままであるから。

何が自分に幸福をもたらすのかは、1、自分が何者であるか(どういう人間性なのか)、による。

結局、自分が欲しいもの、なりたい姿、達成したい夢は、自分しか知り得ないことなので、

これを機に、自身の心の声に話を傾けてみようと思わせてくれる一冊でした。

SNSで他人の「幸せそうな」姿ばかりを目にする昨今ですが、

幸せについて考える(=自分をよく知る)良いきっかけかなと思います。

もっと深く内容を知りたい方は、是非、本書をお手に取ってご覧ください。

ではまた次回もお楽しみに♪

Ciao!

 

 

 

 

 

 

 

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